メープルシロップとてんさい糖のカロリー＆糖質徹底比較！健康的な選び方ガイド

メープルシロップとてんさい糖の基本情報

メープルシロップとは？

メープルシロップはカエデの樹液を煮詰めて作られる天然の甘味料です。主にカナダやアメリカ北部で生産され、日本にも輸入されています。採取できる期間が限られており、1本のカエデから得られる量も少ないためとても貴重であることが特徴です。香り豊かでほのかなカラメル風味があり、パンケーキやヨーグルト、デザートのトッピングに広く使われています。

てんさい糖とは？

てんさい糖は「甜菜（ビート）」という植物の根から作られる砂糖です。さとうきび由来の砂糖とは異なり、まろやかでコクのある甘さが特徴です。ミネラルやカリウム、オリゴ糖を含み、身体を温める効果や冷え性対策としても注目されています。健康志向の方に人気の天然甘味料です。

メープルシロップのカロリーと糖質

カロリー

メープルシロップの100gあたりのエネルギーは約257kcalです。大さじ1杯（約21g）あたりで計算すると54kcalになります。これは砂糖類の中では比較的低い数値です。参考までに一般的な上白糖は387kcal、はちみつは294kcalとメープルシロップより高い傾向があります。
メープルシロップは甘みが強いため、少量でも十分な甘さが得られ、使用量を抑えやすい点も特徴です。しかし、大さじ2杯以上使うとカロリーが100kcalを超えてくるため、摂取量には注意が必要です。

糖質

メープルシロップの主成分は炭水化物で、100gあたりの糖質量は約66.3gです。食物繊維はほとんど含まれていないため、糖質量は炭水化物量とほぼ同じです。大さじ1杯あたりの糖質は約13.9gとなり、糖質制限を意識している場合は注意が必要です。
白米100gに含まれる糖質は約36.8gなので、比較するとメープルシロップの糖質量はかなり多いことがわかります。使用時は甘さに対して量を抑える工夫が求められます。

てんさい糖のカロリーと糖質

カロリー

てんさい糖は100gあたり約390kcalと、高カロリーな部類の甘味料に該当します。大さじ1杯（約12g）で46kcalです。これは純粋なグラニュー糖（387kcal）とほぼ同じ程度のエネルギー量となります。
てんさい糖はカラダに優しい天然成分を含んでおり、単なる砂糖とは異なる点が評価されていますが、カロリー面は標準的な砂糖と同等レベルであることを覚えておきましょう。

糖質

てんさい糖の糖質は炭水化物にほぼ匹敵し、100gあたり約97.5gと非常に高い糖質量です。これは甘さの元となるショ糖（スクロース）が主成分だからです。大さじ1杯あたりの糖質量は約12g。
糖質の量はメープルシロップと比較すると少し高めであり、糖質制限中の方は使いすぎに注意が必要です。一方でオリゴ糖やミネラル成分が含まれているため、腸内環境を整える作用や体の調子を整える効果も期待できます。

メープルシロップとてんさい糖の栄養成分比較表

健康面から見たメープルシロップとてんさい糖の選び方

カロリーや糖質を気にする場合

カロリーと糖質の観点では、メープルシロップはてんさい糖に比べてやや低めであるため、多少はカロリー・糖質を控えたい方には向いています。ただしどちらも甘味料であることに変わりはなく、使い過ぎると摂取エネルギーが跳ね上がるため、適量を心がけましょう。

ミネラルや健康効果を重視する場合

どちらにもミネラルが含まれているものの、てんさい糖の方がオリゴ糖やカリウムを含みやすく、身体を温める効果も期待できます。冷え性の方や腸内環境を整えたい方にはてんさい糖が適しています。
メープルシロップも抗酸化成分やミネラルが含まれているため、自然な甘味料としては優秀です。香りや味の好みで選択しても良いでしょう。

料理や用途での使い分け

メープルシロップは液体であり、パンケーキやヨーグルト、飲み物の甘味付けに最適です。てんさい糖は粉末状で使い勝手が良く、料理や焼き菓子の砂糖代わりに使えます。
また、てんさい糖はしっかりとした甘みとコクがあるため、コーヒーの砂糖や煮物の甘味付けにも適しています。メープルシロップは独特の風味があるため、味を活かしたデザートに向いています。

まとめ

メープルシロップとてんさい糖は共に天然由来の甘味料ですが、カロリーと糖質には違いがあります。メープルシロップは100gあたり257kcalで糖質約66.3g、てんさい糖は390kcalで糖質約97.5gと、てんさい糖の方が高カロリー・高糖質です。
健康的な選択をするには、使用量を適切にコントロールすることが大切です。また、それぞれに含まれるミネラルやオリゴ糖などの成分を考慮し、体調や目的に合わせて使い分けるのが理想的です。甘さや風味の違いも楽しみながら、健康的な甘味料として賢く活用しましょう。